28.寝落ちの手順書

記憶昇華的な夢はよく覚えているのに、「今のクオリティ高いんちゃうん?」みたいな夢は、肝心なところの記憶が抜けることが多いです。

例えば、未知の言語を話しているとか、動物と話しているとか、古代文字を解析しているとか、変な生き物だとか、音が聴こえるだけなどのストーリー性の無い夢。

そんな夢は、目覚めた瞬間、ある種の「重み」を感じますが、回想している途中で大抵忘れてしまいます。ビジュアルや音声が断片的にメモられているだけです。

夢の種類は様々で、先日はこんな形式。

ある夢をみていて、その成り行きを俯瞰している自分があり、途中から「意味のない夢だ」と分析していました。が、内容の進展がないままエンドレスな気がした為、「誰かこのつまらない夢を終わらせて」とお願いしました。

すると、我が家のうさぎちゃんが水を飲む、微音ながら鮮明な音で目が覚めました。

聴覚に助けを求めたのか、うさぎちゃんに助けを求めたのかわかりませんが、今回の記事を書くにあたって教えてくれたのかな?
・・・誰が?

そんなこともあって、脳(体)のメカニズムへの興味が以前にも増して深まりました。

意識体に耳あり

というわけで、今回のバカボンブログ学習は

SLEEPー睡眠ー です。

えすぱー女房さんとの実験結果があります。

『睡眠時の脳活動部位推定実験』です。

こんな内容です。

意識を脳の中心に移動させるよう、女房さんに指示。
約1分後、女房さん表面上入眠も会話は継続できる。
レム睡眠である急速眼球運動と寝息を示す。

まだ明るさを感じるということで、
意識をもう少し中心に寄せるよう指示。
暗くなった、と返答あり。
★この時点(実験開始後3分経過)で、視覚野第4層から離脱。

触覚以外の答えは覚醒時のレスポンスあり。
触覚の有無の答えのみディレイが出てきた。
★視覚野離脱と同時に触覚が徐々に喪失。

会話は依然成立し、言語野、聴覚野は入眠していない。

実験開始から約7分経過、会話のレスポンスが悪くなる。
★言語野が入眠開始。

この時の瞳は意識のない状態を示す瞳孔が開いた色をしていたが、起きて意識を広げるよう声をかけた瞬間、覚醒時同様のレスポンスで瞳は意識のある普通の瞳に戻った。

えすぱー女房さんは寝ていたのではなく、聴覚以外の各部分脳と縁を切っていた。

昨夜、ここまで書いたらちょうど眠くなったので、試してみました。

と言っても、一人なので、脳の中心を意識するだけですが。
結果、速攻寝落ちしてしまいました。笑
寝付けないときは、この方法をお試しあれ。という実験でした。。。

でも、壮大な天の川が意識の上を流れている夢を見ました。
突然シルバーの立方体の星が現れ、面が展開図のように開き、内壁に記号のような文字が刻まれているという、神秘かつ妄想的なものでした。次々に場面が変わりました。
そして、自ら夢を終了し、続きを再開する、という一人遊びもできました。

続きの夢では、先の夢が場面ごと複数のモニターに写っておりました(ややこしや)。そこに山田さんがおられたので「どうゆうこと?」と聞いたら「玄関先でやってるようなものだよ」と言われました。
そ、そっすか・・・。

ともかく、

日本語は表層脳を使うということから考えても、入眠のメカニズムは部位ごとに進行してゆく

https://koji-yamada.jp/2012/06/27/234813/

ということでした。

〈離脱順〉
視覚野 →触覚 (感覚野)→言語野 →聴覚野

確かに以前、全身麻酔を打った時、聴覚だけが最後まで残りました。
先生、言葉には気をつけてくださいよっ。

若い頃、急性アルコール中毒でぶっ倒れた時も、周囲の声だけ鮮明に聞こえてました。この時もちょっぴり傷つきましたが、自業自得です。

病院で、意識不明の患者さんの側で、家族と思われる方々が心ない言葉で臨終後の相談をされていた時、患者さんの閉じた目尻からつーと涙がこぼれ落ちたのを見たことがあります。
体は全く動かず反応なかったけれど、意識不明ではなかったのです。何十年も前の事ですが、あの光景は忘れられません。

聴覚って一体・・・